052『熊五郎の顔』

1991年1月22日放送、文庫本の巻数=『にっぽん怪盗伝』
脚本:田坂啓  監督:高瀬昌弘

≪登場人物≫

長谷川平蔵―――中村吉右衛門
沢田小平次―――真田 真一郎
松永弥次郎―――不破 龍彦
山田市太郎―――小野田真之/辻政宏/三ツ矢真之
竹内孫四郎―――中村 吉三郎
山崎国之進―――中村 吉次
小房の粂八―――蟹江 敬三
お延―――音無 美紀子
信太郎/州走の熊五郎―――高橋 長英
和泉屋治右衛門―――高城 淳一
由松―――岡田 一恭

≪あらすじ≫  
羽黒の長右衛門一味の残党・山猫三次が捕まった。三次の兄貴分・須走の熊五郎は、必ず助けると言って逃げ延びる。ところ変わってかずて熊五郎に目明しの夫・政蔵を殺害されたお延は、病気の男を助ける。男は信太郎といい、親切なお延と惚れ合うようになる。
≪原作との相違≫
ドラマの中に、平蔵はほとんど登場しない。それもそのはず、この物語の原作は『にっぽん怪盗伝』。須走の熊五郎は、芝居や映画にもなった実在の大盗・雲霧仁左衛門の片腕的存在で、平蔵とは別の時代の人物である。内容的には原作にほぼ忠実で、無理のない構成になっている。





鬼平楽