1991年1月22日放送、文庫本の巻数=『にっぽん怪盗伝』
脚本:田坂啓 監督:高瀬昌弘
≪登場人物≫
長谷川平蔵――― | 中村吉右衛門 |
沢田小平次――― | 真田 真一郎 |
松永弥次郎――― | 不破 龍彦 |
山田市太郎――― | 小野田真之/辻政宏/三ツ矢真之 |
竹内孫四郎――― | 中村 吉三郎 |
山崎国之進――― | 中村 吉次 |
小房の粂八――― | 蟹江 敬三 |
お延――― | 音無 美紀子 |
信太郎/州走の熊五郎――― | 高橋 長英 |
和泉屋治右衛門――― | 高城 淳一 |
由松――― | 岡田 一恭 |
≪あらすじ≫
羽黒の長右衛門一味の残党・山猫三次が捕まった。三次の兄貴分・須走の熊五郎は、必ず助けると言って逃げ延びる。ところ変わってかずて熊五郎に目明しの夫・政蔵を殺害されたお延は、病気の男を助ける。男は信太郎といい、親切なお延と惚れ合うようになる。 |
≪原作との相違≫ ドラマの中に、平蔵はほとんど登場しない。それもそのはず、この物語の原作は『にっぽん怪盗伝』。須走の熊五郎は、芝居や映画にもなった実在の大盗・雲霧仁左衛門の片腕的存在で、平蔵とは別の時代の人物である。内容的には原作にほぼ忠実で、無理のない構成になっている。 |