[被害者]

 

 

盗賊たちや無頼浪人の被害者という存在だけの

登場人物の紹介。もしくは狙われた家の人たちなど。

 

 

 

 

 

 

 

こう

こう

    ■小説 1巻「血頭の丹兵衛」
     
血頭一味によって両親と家を失った押し込まれ先〔万屋彦左衛門〕方の一人娘。彼女も手を追ったが死体の影で盗賊が去るのをやり過ごす。その時聞き取った盗賊の会話を平蔵に伝え、「両親の仇を・・・」と、手傷を追いながらも必死に訴えた少女。

 

 

 

 

 

 

 

そうたろう

宗太郎 そうたろう

    ■小説 1巻「暗剣白梅香」
     

平蔵暗殺の依頼を果たせぬ中半次郎は別件でこの宗太郎を殺す。本石町・三丁目蝋問屋「葭屋仙右衛門方」の婿で、女道楽が激しいためもてあました家中の依頼であろう。

 

 

 

 

じへえ

治兵衛 じへえ

    ■小説 1巻「老盗の夢」
     

蝋燭問屋「三徳屋」の主人。蓑火の喜之助が押し込もうとした先。そのためずっと彦の市が按摩に化け入り込まれていた。

 

 

 

 

 

 

 

まきのしょうあん

牧野正庵 まきのしょうあん

    ■小説 1巻「座頭と猿」
     

「三徳屋」の姉お沢が妻。三徳屋のつてで彦の市が次に入り込んだ家。

 

 

 

 

 

おさわ

お沢おさわ

■年齢 60歳 ■小説 1巻「座頭と猿」
     

牧野正庵の妻。三徳や治兵衛の姉。

 

 

 

 

 

 

ちがどうゆう

千賀道有  ちがどうゆう

■現状 ■小説 1巻(座頭と猿) (蛇の眼)
     

賄賂政治で有名な田沼時代に出世した男で、千賀道有屋敷と言っていまでも金がうなっているといわれている。今は亡くなり、息子道栄が継いでいる。彦の市は牧野家の次にここに入り込むよう蛇に指示される。

 

 

 

 

 

ちがどうえい

千賀道栄  ちがどうえい

■現状 殺害 ■小説 1巻(座頭と猿) (蛇の眼)
     

道有の孫。道有の残した財産を寄付し、余生を医学の勉強に励もうと、祖父道有とは違い、未来に期待のある青年だったが、蛇一味に押し込まれ殺されてしまう。TVでは死なない

 

 

 

 

 

 

 

 

だいまるやにへえ(まんきち)

大丸屋二兵衛(万吉)  だいまるやにへえ(まんきち)

■現状 殺害 ■小説 1巻「むかしの女」
     

おろくの昔の客。おろくに金を渡した被害者。雷神党の井原に利用され、100両渡す。後に御用聞きで平蔵とも親交のある文次郎に相談。

 

 

 

 

 

 

 

おもと

おもと

    ■小説  2巻「蛇の眼」
     

道有屋敷の下女。蛇一味・福太郎に騙され、福太郎を引き入れてしまうが、福太郎は情があったのか、証人になりえるおもとは、殺害されないですんだ。

 

 

 

 

 

 

 

おおさききょうあん

大崎杏庵  おおさききょうあん

■現状 殺害 ■小説  2巻「蛇の眼」
     

千賀道有の門人だった医師。千賀屋敷に客人として住み暮らしていたが、押し入った蛇一味に殺害される。

 

 

 

 

 

 

 

ながいやりへえ

長井屋利兵衛 ながいやりへえ

    ■小説  2巻「女掏摸お富」
     

女掏りお富の被害者。

 

 

 

 

 

 

 

まつざかややすぞう

松坂屋安蔵 まつざかややすぞう

    ■小説  2巻「女掏摸お富」
     

女掏りお富の被害者。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――葵小僧の被害者

 

きょうやぜんたろう

京屋善太郎 きょうやぜんたろう

■年齢 25歳 ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
■現状 自殺  
     

通四丁目・文房具店"和漢筆墨所"の主人〔竜淵堂・京屋善太郎〕葵小僧の被害者で、妻お千代が葵小僧によって陵辱されそれを苦にしてついに夫婦共々心中してしまう。平蔵の耳に届いた第一の被害者。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おちよ

お千代 おちよ

■年齢 21歳 ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
■現状 自殺  
     

京屋善太郎の妻。幼馴染で仲のよかった夫婦は、お千代が葵小僧に陵辱された事が元で夫婦の仲がうまくいかなくなり、ついに二人で身を投げた。という悲しい結末に。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうじろう

幸次郎 こうじろう

■年齢 21歳 ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
■現状 自殺  
     

〔竜淵堂〕京屋善太郎方の手代。畳屋市兵衛の次男。奉公人大事の〔竜淵堂〕主人夫婦は自分が戸田内記と思い戸を開けた事から、賊に入られ心中してしまった。この事を今でも悔やむ日々を送る。父市兵衛が葵小僧逮捕の糸口を見つけ、平蔵に会わせる。「竜淵堂主人の敵を」と、平蔵に託す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なおきち

直吉 なおきち

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

葵小僧に押し入られた〔竜淵堂〕の手代。押し入られた後何とか台所へ這い出し、縄を振りほどいて皆の縄を解く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おはま

お浜 おはま

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

葵小僧に押し入られた〔竜淵堂〕のばあや。30年〔竜淵堂〕に奉公するしっかりもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おだわらやしんすけ

小田原屋新助 おだわらやしんすけ

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

小石川・水道町の乾物問屋〔小田原屋新助〕亭主。葵小僧の2番目の被害者で、14になる末娘おみなを陵辱されたのを大男の新助は父親の愛をこめた力をふりしぼり、柱へくくりつけられた両手をふりほどき、足は縄にしばられたまま盗賊に猛然と踊りかかった。その直後盗賊の大刀の元に斬られてしまう。心中した善太郎夫婦に継ぎ3人目の死亡者になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おみな

おみな

■年齢 14歳 ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

葵小僧の犠牲者小田原屋新助方の末娘。一番目の犠牲者〔竜淵堂〕女房・お千代と同様葵小僧に陵辱される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さと

さと

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

小田原屋新助方の女房。夫を失い消えない傷を負った幼い娘をもって残されてしまった、被害者である。夫の死もあって平蔵に訴えでることに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まるやひこのすけ

丸屋彦之助  まるやひこのすけ

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     
下谷・新黒門町の薬種屋で"大療丸"の本舗、〔丸屋〕亭主。平蔵の耳に入った第3の犠牲者。女房お吉を陵辱されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おきち

お吉  おきち

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

丸屋彦之助の妻。葵小僧の被害者。前被害者と同じく葵小僧はこのお吉にも手をつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

しまだじゅうざえもん

島田十左衛門  しまだじゅうざえもん

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

巣鴨本村の資産家。葵一味に金八百二十両を強奪され、息子の妻を陵辱。下男2名を殺害される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちぎりやちゅうぞう

千切屋忠造   ちぎりやちゅうぞう

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

芝・神明前の硝子細工所〔千切屋〕亭主。葵一味による被害者。千切屋はわずか50両の被害だった変わりに妻、むすめ、下女5名を陵辱される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むらたやかんべえ

村田屋勘兵衛  むらたやかんべえ

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

旅籠町の〔白粉紅問屋〕の亭主。葵一味による6番目の被害者。金百五十両強奪、妻陵辱の上、奉公人5名を失う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おさい

お才  おさい

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

〔白粉紅問屋〕村田屋勘兵衛のむすめ。葵小僧が手をつけた9人目被害者。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たかさこやかんべえ

高砂屋利兵衛  たかさこやかんべえ

■年齢 32歳 ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

葵一味による7番目の被害者。江戸でもそれと知られた料理屋で、妻も有名な美人。女中も美女ばかりをあつめた、人気のお店、神田・筋違御門外の料亭〔高砂屋〕亭主。火盗改めはもうたよりにならないとして、奉行所に届ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おきぬ

おきぬ

■年齢 20歳 ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

池の端・仲町の小間物問屋〔日野屋〕の後妻。夫に惚れぬかれ後妻に入った。この女房おきぬに葵小僧が執着したため平蔵に糸口を与える。11人目被害者。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はなざわやごろべえ

花沢屋五郎兵衛  はなざわやごろべえ

    ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

神田・佐久間町の傘問屋〔花沢屋〕の亭主。葵小僧一味が押し込む直前に捕まったため無事にすむ。葵小僧が狙った娘、お小夜とおみつは無事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うさぶろう

卯三郎  うさぶろう

■現状 殺害 ■小説  2巻「妖盗葵小僧」
     

神田・佐久間町の傘問屋〔花沢屋〕の番頭。店は無事だったが、声色に利用されるためだけに、葵一味の声色担当小四郎に殺害。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたなべやきざえもん

渡辺屋喜左衛門  わたなべやきざえもん

■現状 殺害 ■小説  3巻兇剣)
     

およねの祖母おはやの奉公先。出雲屋に働きに来ていたおよねに、玄丹一味は〔渡辺屋〕の細部を聞き取り、押し入る予定でいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かんざきやさへえ

神崎屋佐兵衛  かんざきやさへえ

    ■小説  3巻「駿州・宇津ヶ谷峠」
     

府中(静岡市)の薬種屋[神崎屋]亭主。空骨一味の被害者。金460両を奪われ、6名殺傷されるという被害。本人が存命なのかどうかは不明。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たんばやげんべえ

丹波屋源兵衛  たんばやげんべえ

■年齢 50歳 ■小説  五年目の客」
     

東神田の下白壁町の旅籠〔丹波屋〕の主。狭間一味に狙われるが平蔵たちの出役で難を逃れた。彼は裏で幕臣相手に金貸しもしており、相当の金持ちである。女房お吉は年老いてから遊びがてらいった茶店で見出した。お吉過去を隠すために嫌々ながら引き込みで泊まりこんでいた盗賊江口の音吉と逢引をつづけていた。平蔵の慈悲によって女房お吉は咎めなしとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いちうえもん

市右衛門  いちうえもん

■年齢 50歳 ■小説  五年目の客」
     

東神田の下白壁町の旅籠〔丹波屋〕の番頭。兇盗狭間一味に狙われていた店である。平蔵たちの捕縛劇で難を逃れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つちやじへえ

土屋治兵衛 つちやじへえ

    ■小説  あばたの新助」
     

尾張町二丁目横丁の袋物屋〔土屋〕主。網切一味に押し込まれ金50両を奪われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はんだやひこさぶろう

半田屋彦三郎 はんだやひこさぶろう

    ■小説  あばたの新助」
     

瀬戸物町の線香問屋〔半田屋彦三郎〕方主。網切一味によって127両奪われる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くぼたきちべえ

久保田吉兵衛 くぼたきちべえ

    ■小説  あばたの新助」
     

日本橋釘店の薬種舗の商人。網切一味によって180両奪われる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まるやしんべえ

丸屋新兵衛 まるやしんべえ

    ■小説  あばたの新助」
     

南茅場町の酒問屋〔丸屋〕主人。網切一味によって3人殺害

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちよくらやえいすけ

千代倉屋栄助 ちよくらやえいすけ

    ■小説  「おみね徳次郎」
     

法楽寺の押し込み予定先。捕縛によって未遂。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かわばたやひこべえ

川端屋彦兵衛 かわばたやひこべえ

    ■小説  敵」
     

五郎蔵が並び頭をしていた10年前に押し込んだ先。被害は320余両。駿府城下の笠問屋の主。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃやしんじろう

茶屋新四郎 ちゃやしんじろう

    ■小説  敵」
     
江戸での大滝の五郎蔵が押し込もうとした先。日本橋南一丁目の呉服問屋の主。未遂で終わっているため無事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃやしんじろう

須田伊左衛門 ちゃやしんじろう

    ■小説  敵」
     
上州・沼田城下の材木商。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おもん

おもん

    ■小説  夜鷹殺し」
     
娼婦に恨みの持つ旗本川田氏の夜鷹殺しの被害者。この時30歳の大年増で、客をとったあとの冷酒が何より楽しみにしている、気のいい女だったとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おつね

おつね

■現状 殺害 ■小説  夜鷹殺し」
     
娼婦に恨みの持つ旗本川田氏の夜鷹殺しの被害者。4人目の被害者。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よこくらやちゅうべえ

横倉屋忠兵衛  よこくらやちゅうべえ

    ■小説  乞食坊主」
     

南品川二丁目の質屋の亭主。古河一味に狙われる。碁が好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いせやじゅううえもん

伊勢屋重右衛門 いせやじゅううえもん

    ■小説  乞食坊主」
     

本所・相生町の小間物屋亭主。古河配下の寝牛・鹿川の2人が金を工面するために押し入って82両を奪う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおさかやいのすけ

大坂屋伊之助 おおさかやいのすけ

    ■小説  女賊」
     

橘町の乾物問屋〔大坂屋〕主。大盗で隠居の瀬音の小兵衛の息子幸太郎の奉公先。幸太郎を垂らし込んで大坂屋に押し込みを企んだ猿塚のお千代一味に狙われる。平蔵が未然に防いで難を逃れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほていやひこじ

布袋屋彦治 ほていやひこじ

■現状 殺害 ■小説  おしゃべり源八」
     

小石川・仲町にある糸物問屋〔布袋屋〕主人。兇盗天神谷一味に押し込まれ金7百40両奪われたあげく、彦治家族・奉公人23人すべて惨殺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むらたやいへえ

村田屋伊兵衛 むらたやいへえ

    ■小説  おしゃべり源八」
     
小網町三丁目の真綿問屋主人。天神谷一味の引き込み伝五郎が下男として住み込んでいたため、兇盗の手に落ちる所だったが、伝五郎が捕縛されたために難を逃れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おのよ

おのよ

    ■小説  5巻「兇盗」
     
九平が19の頃恋仲となった娘で、浮気がばれた九平に殺される。この一件から九平はその後盗賊の道にはいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうしち

藤七 とうしち

■現状 殺害 ■小説  5巻「兇盗」
     
九平の恋人だったおのよの浮気相手。逆上した九平に殺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおさかやしんすけ

大坂屋新助 おおさかやしんすけ

    ■小説  6巻「剣客」
     
沢田同心の敵射ち、浪人石坂太四郎が関わった野見一味の押し込み予定だった商家の主。深川・清住町で藍玉問屋〔大坂屋〕を営む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やまだやまごべえ

山田屋孫兵衛 やまだやまごべえ

■現状 殺害 ■小説  6巻「狐火」
     
市ヶ谷・田町三丁目の薬種屋主人。江戸でも有名な延壽不問丸ちう丸薬を家伝にしている名舗。寛政3年むりやり狐火の後を継いだ2代目(偽者)狐火一味によって押し込まれ山田屋全員惨殺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せいたろう

清太郎 せいたろう

■現状 殺害 ■小説  6巻(盗賊人相書)
     

深川・熊井町の蕎麦屋〔東玉庵〕の亭主。所でも評判の高い店で主人夫婦に奉公人4人で賑やかに営んでいた。食いしん坊の木村同心も気に入りの店。ここに盗賊・遠州無宿の熊治郎率いる盗賊が急ぎ働きをし、下女のおよし以外の妻おしの、3人の手伝いの若者と共に殺されてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしの

おしの

■現状 殺害 ■小説  6巻(盗賊人相書)
     

木村忠吾も贔屓の深川・熊井町の蕎麦屋〔東玉庵〕のおかみ。畜生働きの盗賊・遠州無宿の熊次郎たち3人に惨殺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とめきち

留吉 とめきち

■現状 殺害 ■小説  6巻(盗賊人相書)
     

木村忠吾も贔屓の深川・熊井町の蕎麦屋〔東玉庵〕の下男。畜生働きの盗賊・遠州無宿の熊次郎たち3人に惨殺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まんじろう

万次郎 まんじろう

■現状 殺害 ■小説  6巻(盗賊人相書)
     

木村忠吾も贔屓の深川・熊井町の蕎麦屋〔東玉庵〕の下男。畜生働きの盗賊・遠州無宿の熊次郎たち3人に惨殺される。

 

 

 

 

 

 

 

おやま

おやま

■現状 殺害 ■小説  6巻(盗賊人相書)
     

木村忠吾も贔屓の深川・熊井町の蕎麦屋〔東玉庵〕の下女。畜生働きの盗賊・遠州無宿の熊次郎たち3人に惨殺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおしまやうへえ

大島屋卯兵衛 おおしまやうへえ

■現状 殺害 ■小説  5巻(兇盗)
     

芝・田町町の線香問屋の亭主。網切一味に押し込まれ金197両奪われ、家族共々惨殺。

 

 

 

 

 

 

 

 

たまやもへえ

玉屋茂兵衛 たまやもへえ

■年齢 53歳 ■小説  7巻「掻堀のおけい」
■住居 日本橋・富沢町 ■番組   4-077「掻堀のおけい」
     
■役者 佐竹明夫  

たらしこみを得意とした掻堀のおけいが目を付け後妻に入った商家で規模は小さいが名舗である。紅・白粉問屋で江戸城内の大奥の侍女などに好まれているし、紅も人気だ。おけいは捕まって被害はなかったが、おけいが盗賊だとは信じきれず悲しそうにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

おづやげんべえ

大島屋卯兵衛 おおしまやうへえ

■住居 南新堀 ■小説  7巻(泥鰌の和助始末)
     

南新堀の紙問屋亭主。「豆州・熱海 今井半兵衛製」を看板にしており、幕府の御用もうけたまわっている、指折の大店。盗賊・泥鰌の和助の子、磯太郎の奉公先で、磯太郎に金子を盗んだ罪を着せ解雇し、磯太郎を自殺に追い込んだ事から実父和助に押し込まれそうになる。磯太郎が先代の今津屋、父親に気に入られていたのが、この息子の源兵衛は気に入らなかったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やましろやぶんぞう

山城屋文蔵 やましろやぶんぞう

■住居 小石川指ヶ谷二丁目 ■小説  7巻(盗賊婚礼)
     

薬種問屋亭主。傘山一味に押し込まれ、780両を失う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さのくらはんべえ

佐野倉半兵衛 さのくらはんべえ

■現状 慙死 ■小説  8巻(流星)
     

浅草・北馬道の味噌問屋、亭主。生駒・鹿山一味の被害者。盗賊の手によって殺害される。

 

 

 

 

 

 

 

おおたやぶへえ

太田屋武兵衛 おおたやぶへえ

■現状 慙死 ■小説  8巻(流星)
     

本郷二丁目の扇問屋、亭主。佐野倉屋と同時期に押し込まれ、奉公人共々殺害される。

 

 

 

 

 

 

 

ながさきやいへえ

長崎屋伊兵衛 ながさきやいへえ

■現状 慙死 ■小説  8巻「白と黒」
     

深川・海辺大工町の薬種屋亭主。下女として雇った盗賊お仙に金38余両を奪われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふなばしやいおり

舟橋屋伊織ふなばしやいおり

    ■小説  8巻「白と黒」
     

深川・佐賀町の菓子舗亭主。下女として雇った盗賊お今に金23余両を奪われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次郎兵衛

次郎兵衛 じろべえ

■住居 滝川村 ■小説  14巻「浮世の顔」
     
百姓。姪が強姦未遂にあい、それを所の御用聞きに潔く届ける。御用聞き・伊三郎は姪・およしの事を内密にと約束してくれる。

 

 

 

 

 

 

およし

およし

■年齢 17歳  
■住居 滝川村 ■小説  14巻「浮世の顔」
     
両親がなく、叔父の百姓・次郎兵衛夫婦に育てられる。強姦未遂にあう。この時一瞬気を失い、その後意識を取り戻すが、声を上げずに耐えていた。そのおかげで一命を取り留める。平蔵も「えらい。ようも辛抱したものじゃ」と誉めている。その男は通りすがりの盗賊・藪塚に殺され、娘は難を逃れる。が、その盗賊が連れ、三沢の磯七と口論の上に殺されるのを目撃。

 

 

 

 

 

釜屋六兵衛

釜屋六兵衛 かまやろくべえ

■住居 深川 ■小説  14巻(浮世の顔)
     
深川の上大島町の釘鉄胴物問屋の亭主。凶悪な神取一味に狙われる。

 

 

 

 

 

 

伊勢屋太七

伊勢屋太七 いせやたしち

■住居 浅草 ■小説  14巻(浮世の顔)
     
浅草駒形町の小間物屋亭主。神取一味により奉公人と共に斬殺される。

 

 

 

 

 

西川弁四郎

西川弁四郎 いせやたしち

■住居   ■小説  14巻(浮世の顔)
     
築地・鉄砲州の袋物問屋亭主。神取一味により奉公人と共に斬殺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎屋新左衛門

長崎屋新左衛門 ながさきやしんざえもん

■住居 浅草 ■小説  14巻(浮世の顔)
     
下谷・長者町一丁目の薬種屋亭主。神取一味に狙われるが、未遂に終わる。

 

 

 

 

 

 

 

橋本屋伊兵衛

橋本屋伊兵衛 はしもとやいへえ

■住居 本所吉田町二丁目 ■小説  14巻(尻毛の長右衛門)
     
薬種問屋亭主。尻毛一味の狙った所。未遂で終わる

 

 

 

 

 

 

 

与兵衛

与兵衛 よへえ

■住居 本所吉田町 ■小説  14巻(尻毛の長右衛門)
     
薬種問屋の番頭。尻毛一味の狙った所。未遂で終わる

 

 

 

 

岩附屋新三郎

岩附屋新三郎 いわつきやしんざぶろう

■住居 神田鍋町 ■小説  14巻(尻毛の長右衛門)
     
茶問屋亭主。尻毛一味に押し入られる。被害は金1870両余。

 

 

 

 

 

 

菊屋吉久

菊屋吉久 きくやよしひさ

■住居 麹町七丁目 ■小説  14巻さむらい松五郎 )
     
菓子舗の亭主。兇盗・轆轤首一味に狙われる。未然で火盗が防ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎屋善助

長崎屋善助 ながさきやぜんすけ

■住居 牛込・若松町
■小説 15巻雲竜剣「剣客医者」
 
薬種屋の亭主。武家屋敷の並ぶ中に小さな店構えだが、朝鮮人参から採った丸薬〔二竜丸〕が名物で庶民なぞは相手にせぬ、高額な薬である。将軍の御典医や、大名などに売って気位が高いという噂。小さいが、金はそれなりに蓄えている。寛政8年夏に、盗賊一味に入られ、8名の奉公人と家族8名全て斬殺され、2千両近い金が盗まれた。

 

 

 

 

 

 

 

尾張屋孫右衛門

尾張屋孫右衛門 おわりやまごえもん

■住居 深川・佐賀町
■小説 15巻雲竜剣(流れ星)
 
足袋問屋〔尾張屋〕亭主。尾州家(たぶん大名)へも出入りしており、問屋だが小売もしていてなかなか裕福。商品の種類も多く、土地の職人や船頭の股引1つにしても嫌がらずに寸法を直してくれたりするもので、評判がよくたいへんに繁昌しているという。堀本伯道一味が盗める予定だった所で、下男に彦兵衛と、繋ぎ役に、鰻売りの忠八が接近。

 

 

 

 

 

 

 

京桝屋

京桝屋 きょうますや

■住居 小石川
■小説 15巻雲竜剣(秋天清々)
 
京賊・堀本虎太郎一味が入ろうとした菓子舗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勘造

勘造 かんぞう

■住居 吉祥寺門前
■年齢 60歳
■現状 殺害
■小説  17巻鬼火「権兵衛酒屋」「危急の夜」

 

 

笠屋の老人。『鬼火』で重要参考人のお浜の昔を知っていたため、事情聴取された後、賊・滝口配下に殺される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中屋幸助

中屋幸助 なかやこうすけ

■住居 牛込・通寺町
■現状 殺害
■小説  17巻鬼火「旧友」

 

 

薬種舗〔中屋〕亭主。兇盗滝口一味に押し込まれ一家惨殺。一万両が盗まれたであろうといわれる。家伝の"順気剤"が病に良く効くということで大名や武家屋敷などの出入りが多く、小さい店構えの割に金蔵にはかなりの金がうなっているといわれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平松屋宗七

平松屋宗七 ひらまつやそうしち

■住居 麹町八丁目
■現状 殺害
■小説  17巻鬼火「旧友」

 

 

高級小間物舗〔平松屋〕亭主。兇盗滝口一味に押し込まれ一家・奉公人20名惨殺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊野屋作兵衛

熊野屋作兵衛 くまのやさくべえ

■住居 小網町
■小説  17巻鬼火「旧友」

 

 

線香問屋〔熊野屋〕亭主。名越一味によって三千数百両を盗まれる。永井家・渡辺家に出入りしていて、親類で幕府のお抱え医師・吉野道伯の計らいによる。名越は本格派だが、この時最後の盗めで、予期せず熊野屋の奉公人が怪我をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加賀屋吉久

加賀屋吉久 かがやよしひさ

■住居 京橋一丁目
■現状 殺害
■小説  17巻鬼火「旧友」

 

 

菓子舗〔加賀屋〕亭主。兇盗滝口一味に押し込まれそうになるが、火盗出動で、助かる。

 

 

 

 

 

 

棚田屋安兵衛

棚田屋安兵衛 たなだややすべえ

■住居 中仙道・熊谷宿
■小説  16巻(影法師)
 

料理屋亭主。いそぎ働きの塩井戸の捨八らに押し入られ、7名殺傷、270余両を奪われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大和屋又四郎

大和屋又四郎 やまとやまたしろう

■住居 数寄屋橋御門前外
■小説  16巻(白根の万左衛門)
 

文房具舗〔玉栄堂・大和屋〕の亭主。五代続いている老舗で、白根一味の押し込み予定先だった。筆師の梅之助がここに筆を治め、お芳が下女奉公に入る。盗賊改めの介入により未遂。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊勢屋又七

伊勢屋又七 いせやまたしち

■住居 日本橋・室町
■小説  16巻「火つけ船頭」
 

乾物問屋の亭主。〔加賀や〕の船頭・常吉に放火される。又七は〔加賀や〕の常客で、いつも無口な常吉をどなりつけ傍若無人な態度をとる。常吉が放火した初めての家。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近江屋六兵衛

近江屋六兵衛 おうみやろくべえ

■住居 南伝馬町一町目
■小説  16巻「火つけ船頭」
 

畳表問屋の亭主。関本一味に押し込まれたと思ったら、今度は店を放火される。さいわい小火ですみ、驚いた盗賊達も金品を奪わず逃走する。犯人は〔加賀や〕の船頭・常吉。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上総屋伊之助

上総屋伊之助 かずさやいのすけ

■住居 熊井町
■小説  16巻「火つけ船頭」
 

水油の仲買業。手代松太郎を連れての帰路、辻斬りを企む西村虎次郎に襲われる。平蔵により窮地を救われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

松太郎

松太郎 まつたろう

■住居 熊井町
■小説  16巻「火つけ船頭」
 

水油の仲買業の〔上総屋〕の手代。主人の伊之助との帰路、辻斬りを企む西村虎次郎に襲われる。平蔵により窮地を救われる。

 

 

 

 

丸屋治兵衛

丸屋治兵衛 まるやじへえ

■住居 赤坂・表伝馬町
■小説  16巻「見張りの糸」
 

乾物問屋の亭主。稲荷一味に狙われる。火盗出動により無事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大和屋彦八

大和屋彦八 やまとやひこはち

■住居 本八丁堀五丁目
■小説  16巻「霜夜」
 

薬種問屋の亭主。須の浦一味に狙われる。元盗賊のお吉が堅気となり奉公していた先で、昔つきあっていた、池田又四郎の助けで、無事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉野屋忠兵衛

吉野屋忠兵衛 よしのやちゅうべえ

■現状
■小説  1巻(あきらめきれずに)
 

武州の問屋場の年寄。浅井一味によって押し入られ170両を奪われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丸屋与吉

丸屋与吉 まるやよきち

■住居 上州・沼田
■小説  9巻「鯉肝のお里」
 

酒問屋の主人で、白根の三右衛門一味の押し込みにより1050余両を奪われる。金太郎上州・沼田の酒問屋〔丸屋与吉〕方の番頭で、盗賊と知らず引き込み女で女中・鯉肝のお里と情を交わす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金太郎

金太郎 きんたろう

■住居 上州・沼田
■小説  9巻「鯉肝のお里」
 

酒問屋〔丸屋与吉〕の手代。白根一味の鯉肝のお里が引き込みと知らず、女中になりすましたお里といい仲に。白根一味に押し込まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 











越後屋新右衛門

 

越後屋新右衛門 えちごやしんえもん

■■住居 浅草・瓦町
■小説  9巻「浅草・鳥越橋」
 

浅草にある蝋燭問屋の亭主。傘山一味の引き込み・風穴の仁助が侵入。





















太兵衛

 

太兵衛 たへえ

■■住居 浅草・瓦町
■小説  9巻「浅草・鳥越橋」
 

浅草にある蝋燭問屋の番頭。傘山一味の引き込み・風穴の仁助が侵入。





















辻勘兵衛

 

辻勘兵衛 つじかんべえ

■■住居 本郷四丁目
■小説  9巻「狐雨」
 

本郷四丁目の筆墨石見問屋〔静好堂〕亭主。寛政6年晩春、稲熊一味に1300余両を強奪される。





















加田屋佐兵衛

 

加田屋佐兵衛 かだやさへえ

■住居 牛込肴町
■小説 10巻(追跡)
 

坂田一味に狙われた雪下駄屋。火盗出陣により難を逃れる。




















人見道春

 

人見道春 ひとみどうしゅん

■住居 日本橋・橘町二丁目
■小説 10巻「むかしなじみ」
 

町の資産家医師。網虫の久六一味に狙われる。未遂。










 

 

 

 

 

 

 

 


 

鬼平楽